式年遷宮の祭典や行事

三重県には、江戸時代、「一生に一度はお伊勢参り」と言われるほど日本人の憧れの地であった「伊勢神宮」があります。

天照大御神をお祀りし、全国約8万社の神社の中で、最大の聖域かつ格別のお宮で、年間1500 回に及ぶお祭りが行われます。

その中で特に式年遷宮は、20 年に一度、社殿と神宝を新調して大御神に新宮へお遷りいただく神宮最大のお祭りであり、1300 年にわたり受け継がれてきました。

次の第63回式年遷宮は2033(令和15)年に予定されており、2025(令和7)年には遷宮最初の行事「山口祭」が執り行われます。

1300年以上にわたり
受け継がれる30の祭典や行事が2025年から始まり
8年後の2033年に
クライマックスである
「遷御(せんぎょ)」
が執り行われます

  • 2025
    遷宮の最初の行事 山口祭
    新宮の造営用材の伐採を前に、伐採地となる「御杣山(みそまやま)」の山の口に坐す神に伐採と搬出の安全を祈る行事
  • 2026〜2027
    最もにきやか 御木曳行事
    御杣山より伐り出された御用材を、内宮と外宮の両宮に曳き入れる伝統行事。旧神領民と全国の崇敬者により盛大に行われる
  • 2028
    古式ゆかしく渡り初め 宇治橋渡始式
    内宮入口に架かる宇治橋は、遷宮の度に架け替えられる。「渡女(わたりめ)」を先頭に全国から選ばれた三世代揃った夫婦等が渡る。
  • 2033
    エンヤー!の掛け声で 御白石持行事
    旧神領民と全国の特別神領民が新宮の正殿用地に白石を敷き詰める。遷御後は立ち入れない正殿そばまで入れる唯一の機会
  • 2033
    社殿建築の終了
    造営工事の完了を意味する御戸祭、新宮の正殿の床下に天平瓮(あめのひらか)を奉居する後鎮祭を経て、社殿建築の祭りが終了
  • 2033
    御神体を新宮へ遷す 遷御の儀
    大御神が新宮の正殿へ遷られる式年遷宮の中核をなす祭り。天皇陛下が定められた時刻に本殿から出御され、新殿に入御される

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